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動き商標とは?
動き商標とは、特定の動きやアニメーションを商標として登録するものです。これは静的な画像や文字ではなく、動きそのものがブランドや商品の出所を示す役割を果たします。例えば、企業のロゴが特定の動きを伴って表示される場合や、アニメーションがブランドの一部として認識される場合が該当します。
YouTubeのオープニング動画と動き商標
YouTubeチャンネルのオープニング動画は、視聴者の印象に残る重要な要素です。この数秒間の動画を動き商標として登録することで、独自性を法的に保護できます。例えば、チャンネル名が特徴的なアニメーションで表示される様子や、ロゴが変化する動きなどが対象となります。
動き商標の登録により、他のクリエイターによる模倣を防ぎ、ブランドの独自性を強化できます。ただし、登録の際は動きの詳細な説明や複数の静止画が必要となるため、専門家のサポートを受けることをおすすめします。
動き商標の具体例
有名な動き商標の例として以下のようなものがあります。
株式会社ワコールのロゴの動き
引用先:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2015-030273/40/ja
株式会社かに道楽の看板の動き
引用先:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2016-036357/40/ja
動き商標を取得する時のポイント
独自性の確保
他社の既存の動き商標と類似していないか、事前に調査を行いましょう。
詳細な説明
動き商標を正確に表現するために、詳細な説明や図解、動画などを用意しましょう。
識別力の証明
その動きが特定の商品やサービスの出所を示すものであることを証明する必要があります。
使用実績の提示
その動きを長期間にわたって一貫して使用してきた証拠を提示することが重要です。
動き商標を取得するメリット
ブランド価値の向上
動きを通じて企業やブランドのイメージを強化できます。動きは視覚的に強い印象を与えるため、消費者の記憶に残りやすくなります。
法的保護
登録した動きの独占的使用権を得られ、模倣を防ぐことができます。これにより、ブランドの一貫性を維持しやすくなります。
差別化
動き商標は他社との差別化をはかるための強力なツールとなります。独自の動きがブランドの個性を強調し、競争力を高めます。
動き商標の登録は奈良特許事務所へ
動画時代の今、動き商標はブランディングの強力なツールです。大阪市・天満橋の奈良特許事務所では、YouTubeチャンネルのオープニング動画やアプリの起動画面など、様々な動き商標の登録をサポートいたします。複雑な登録手続きや類似性の判断も、豊富な経験を持つ弁理士が丁寧にサポート。あなたのブランドを動きで表現し、法的に保護する最適な戦略を一緒に考えましょう。