
2024年の新語・流行語大賞の年間大賞には、「ふてほど」が選ばれました。これは、民法のテレビドラマ「不適切にもほどがある!」を略したワードとのことですが、恥ずかしながら私は、このニュースを見て初めてその存在を知りました。「裏金問題」・「50-50」・「ホワイト案件」などはよく耳にしたのですが、、、、、。
しかし、世の中には、謎めいたネーミングやとても印象に残るキャッチ―なネーミングを見かけることがありますが、そのようなちょっと一風変わった名称で商標登録されているワードをいくつかご紹介させて頂きます。
【人物】家電芸人 (吉本興業ホールディングス株式会社)
この方々は、家電に詳しく、その魅力や特徴をお笑いを交えて紹介する吉本興業所属の芸人たちを指すようです。テレビのバラエティー番組やイベントなどでその知識を生かし面白おかしく家電商品の紹介をしている光景を私も見たことがあります。それにしてもちゃっかり商標登録している吉本興業はさすがですね。
【調味料】カップラーメンが更に旨くなる魔法の粉 (有限会社 味源)
この商品は、ドン・キホーテで販売されており、ブレンドされているのはアサリエキスパウダー、飛魚粉末、宗田鰹節粉末、魚醤パウダー、カキエキスパウダー、煮干かたくち鰯粉末、シジミエキスパウダー、ホタテエキスパウダー、さらに粉末醤油やガーリックパウダー、ぶどう糖などで魅力ある味わいに調味されているそうです。マジック急に味を激変させる力を持つ調味料と評判のようです。楽天やアマゾンなどのECサイトからも購入できるようなので、私も一度試してみたいと思います。
【鉄道】一円電車 (NPO法人一円電車あけのべ)
昔、兵庫県の北部、兵庫県養父市に日本一の錫(すず)鉱山があったそうです。その鉱山には一円で乗れる電車が走っていたそうです。小さな車体で町の人を運んでいたそうですが、鉱山の閉鎖とともに一円電車も廃止となってしまいました。しかし、廃止から約30年後、住民の力で一円電車明延線が開設され、現在でも150メートルの距離で運行されているそうです。なんと中学生以下のお子さんは、今でも一円で乗車できるそうです。また、電車が運行される日曜日には坑道見学会も開かれているとのこと。おもしろそうですね。兵庫県なので日帰りで行けそうです。
【こども服】だっこ1回100円 (株式会社コラボショップ)
この商品は、Amazonを通じて販売されており、80センチサイズのロンパースなので、赤ちゃんに着せるお洋服のようです。ロンパースに大きく、「だっこ1回100円」と書かれています。これを着た赤ちゃんがこっちに向かってやってきたら可愛すぎますよね。だっこしたかったら100円払えという意味なのか?100円払えばだっこしますよという意味なのか?はっきりした意味は不明です。このこども服を作っている株式会社コラボショップは、オリジナルTシャツなどをプリントして作ってくれる会社のようです。このこども服を着た赤ちゃんの写真がSNSなどで話題となったら、ひょっとするとバカ売れするかもしれませんね。
以上、商標登録されている商品や名称をいくつかご紹介させて頂きました。商標登録のことで、何かご不明なことがございましたら、ご遠慮なく奈良特許事務所にご相談下さい。