世間には、色々なコマーシャルがありますね。今回は、それらコマーシャルとブランディングについてブログを書かせて頂きます。
ーCMを「陳腐」と言われ激怒!ー
突然ですが、「Yes!高須クリニック」のCMでおなじみの美容外科「高須クリニック」を運営する医療法人が、国民民主党の大西健介議員にCMを「陳腐」と言われ名誉を毀損されたとして、大西氏や同党、国などに1千万円の損害賠償などを求めた訴訟を行っていたことはご存じでしたか?その裁判の結果ですが、東京高裁は、「発言は名誉毀損とは認められない」として請求を棄却した1審東京地裁判決を支持、医療法人側の請求を棄却しました。
この判決について興味のある方はこちら↓
https://www.sankei.com/article/20190328-EGM6JC6VTVLWDMDJRF5SLLNBYI/
ー高須院長の行動力と発想ー
今回の訴訟においては、高須院長にとって残念な結果に終わったと思われますが、私は、高須院長がCMに自ら出演するだけでなく、政治家や党、国を相手に訴訟を起こすなど、相変わらず露出度の高い人だなとその行動力に尊敬の念すら覚えてしまいます。内容が「陳腐」かどうかは別として、これまで高須院長が出演されたCMは大変インパクトの強い内容であり、クリニックの知名度を上げるには大変効果的なCMではないかなと私なりに評価します。また、高須院長はその行動力そして発想など類まれな才能をお持ちなんだなと羨ましく思うこともあります。まさに高須院長ご自身がブランドとなっているということでしょうか。
ー広く適切に認知させるにはー
クリニックなどのご施設を運営される方にとって、ご自身のご施設の特徴・存在を多くの方々に適切に認知してもらうことはとても重要であると考えます。高須院長のような強いキャラクターをお持ちの方であれば、そのキャラクターを生かし自身の露出を高め、色々な角度からアピールすることも可能かと思います。しかしそのような手法は、万人にできることではないですよね。
ー「商標登録」と「ブランディング」ー

以前のブログで、ある在宅診療に力を注いでおられるクリニックがクリニックの名称とクリニックのロゴを商標登録したことについてご紹介させて頂きました。そのクリニックのホームページには、その名称に込めた思い、ミッション(クリニックの理念)、ビジョン(私たちの目指すところ)、バリュー(皆様への約束)、クレド(職員の行動指針)などが詳細に記載されています。このクリニックを運営されている院長が多くの方々に当施設の特徴を適切・適格に認知してもらうためにブランディングを図ろうとご努力されていることがよく伝わってきます。また、適切・適格なアピール(CM)は、選択する側の患者さんにとってもとても有益だと考えます。
商標登録をご検討の方、また商標登録について興味をお持ちの方がおられましたら、是非、私ども奈良特許事務所にご相談下さい。