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音商標とは?
音商標とは、音楽、音声、自然音などからなる商標で、聴覚で認識される商標のことです。例えば、テレビCMで使用されるサウンドロゴやパソコンの起動音などが音商標に該当します。
なぜ音が「商標」なのか?
音が商標として認められるのは「音」「音声」で、特定の会社・企業の商品やサービスであることを一般の人が認知できるからです。音は視覚的な要素と同様に、ブランドのアイデンティティを表現し、消費者の記憶に残りやすい特徴があります。
どんなものを音商標として登録すべきか?
音商標として登録すべきものは、以下のような特徴を持つ音です。
- 独自性があり、他社の音と区別できるもの
- 商品やサービスと強く結びついているもの
- 消費者に広く認知されているもの
- 長期的に使用する予定のあるもの
- など
ただし商品が通常発する音や、役務の提供にあたり通常発する音は、原則として登録できません。
音商標の具体例
有名な音商標の例として以下のようなものがあります。
久光製薬株式会社のCM「ヒサミツ♪」という音
引用先:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2015-029806/40/ja
大正製薬の「ファイトー!イッパーツ!」という音声
引用先:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2015-029907/40/ja
電子マネーWAON(ワオン)の決済音
引用先:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2015-029881/40/ja
音商標を登録するメリット
音商標を登録することで、以下のようなメリットがあります。
ブランド価値の向上
音を通じて企業やブランドのイメージを強化できます。
法的保護
登録した音の独占的使用権を得られ、模倣を防ぐことができます。
記憶に残りやすい
音は視覚的要素と組み合わせることで、より効果的に消費者の記憶に残ります。
購買意欲の向上
音を通じて商品やサービスのイメージを伝えることで、消費者の購買意欲を高めることができます。
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